こんにちは。
先週の土日は九州コミティアにサークル参加として小倉に行って参りました。イベントの紹介は別途したいと思いますが、会場近くの小倉駅にて古本市が開催されていました。そこで大島弓子のまだ持っていない短編集を見つけて買ってきましたので紹介したいと思います。
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余談ですが、結構、大島弓子の漫画が好きで、もし、好きな作家を3人挙げろと言われたら、その一角に上がりますね。

収録作品
文庫本サイズの短編集で次の5作品が入っていました。定価250円に対して、販売価格は500円。
- 星にいく汽車
- 夏子の1日
- 3月になれば
- 男性失格
- きゃべつちょうちょ
表題の「星にいく汽車」に見覚えがなかったので、まだ読んだことないのかなと思っていたのですが、家にあった朝日ソノラマから出ていた大島弓子選集に入っていました。被ってしまったかと凹みかけたのですが、選集の方に「3月になれば」は含まれていなかったので結果ラッキーでした。

星にいく汽車が収録されている選集↑
以下、ネタバレ含む
各話のあらすじと感想
星にいく汽車
男嫌いの「なな」が初恋の幼馴染に再会して、電撃結婚する話。
いきなり結婚まで話は進まんでしょというツッコミはおいといて、途中でななの親友(こちらも男嫌い)に幼馴染を取られそうになるのですが、ショックで学校を休んでしまっているななに親友が謝罪に来て、その時の言葉選びが良くて、幼馴染を一時的にとってしまった親友の罪悪感で苦しんでいる様子がよく伝わってきます。
夏子の1日
両親(父と継母)と暮らす夏子は幼い頃にいなくなった本当の母のことが忘れられずに暮らしていた。ある日、学校に新任の教師がやってくるのだが、その教師が本当の母によく似ているので調べることに…
ネタバレになってしまうので、どんな場面で言ったのかは秘密であるが新任の教師の”わたしには教職があるけど、あの人にはパパしかいない”というセリフがかっこいいと思った。
あと、この話は朝日ソノラマから出ている選集に入っています。

3月になれば
紅絹(もみ)は小さい頃に母を亡くして彷徨っていたときに出会った青年”幸(さち)”に拾われる。幸の夢は紅絹とレストランを開くことだが、幸のところに資金援助を申し出る昔の知り合い(女)が現れて…
親子でも兄妹でもない紅絹と幸のつながりは何だろうという紅絹の問いに対して、幸が返した“きっと手だな もみ 俺たちはずっと手を取り合って生きてきた”というセリフはすごいなと思う。大島弓子の言葉使いが好きなのだがこのセリフはかなり上位に食い込んできた。この言葉の通り二人の絆はかなり強い。
男性失格
ヨットで遊んでいたときに核実験に巻き込まれて女性になってしまったシモンの苦悩を描く。
シモンが男友達に濃い胸毛を自慢しているシーンが面白い。女体化して自慢の胸毛もなくなってしまうのだが…。他の作品が恋愛や人間関係の愛情を扱っている中で、この作品はSFホラーって感じ。
ちなみにこの作品も選集で読める↓

きゃべつちょうちょ
男として行動して、男になりたい「マー様」と彼に恋した転校生の鞆(とも)の青春物語
マー様の男になりたい動機が重い。物語として鞆との関係があまり進まないまま終わるのだが、いつもマー様のガーディアンをしていた陸上部副部長がいい奴すぎる。みんな幸せに過ごしていてほしいと読み終わって思っていた。
なお、こちらは白泉社の文庫で読める。(電子書籍あり)

四月怪談の文庫本はオススメです。表題の四月怪談はいつ読んでも泣けるし、雛菊物語も好きです。
古本である上に値段は張ったのですが、未読だった「3月になれば」を読めてよかったです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。家にある大島弓子の本の紹介もまた別途したいと思います。

