こんにちは。こちらのブログをご覧いただきありがとうございます。
ブログ運営もですが、本業の会社勤め、趣味とか投資とかで、もうちょい上手くできないかなと思い、最近は活字の本も読むようになりました。
一時期うつ病がひどかった時は文章が読めず、読書とかは無理だったのですが、ちょっとだけマシになったんじゃないかなと思います。
うつ病の話はこちらでも少しだけしています↓
その中で、有益だった、面白かった本も紹介したいと思いまして、こちらの記事を書きました。
「ゲーム理論の思考法」川西諭著、中経出版
本の概要
本の概要
二人以上の登場人物(人同士でもいいし、企業対企業、国対国)がいて、それぞれが利益を上げるために、どういう行動をとっていくのか?という状況を「ゲーム」と捉え、相手はどう動くか?それを踏まえて自分はどう動くのが最適か?を理論的に考えていく方法を解説する本。「囚人のジレンマ」、「チキンレース」などを現実の問題に則して説明している。
この本読んで一番最初の感想はいろんなことに応用できる考えだよなってことでした。仕事もプライベートも、直接人に会わない生活をしていたとしても、他者とはどうしても関わらなければなりません。他者の利益は何か?どう動くか?を予測するのに応用できる理論だと思いました。学校生活、友人関係、恋愛、就職活動、転職活動、昇進などなど、応用先は無限にあります。
囚人のジレンマを例に考えてみる
「囚人のジレンマ」を例にこの考えを応用してみます。
二人組で連続して泥棒をしているAとBが警察に捕まりました。ただ警察はAとBが全ての現場で確実に泥棒をしたという物的証拠が不十分で、この二人からの証言が必要でした。AもBも他の泥棒案件で懲役2年が確定しています。また、全ての現場での泥棒の罪を証明できれば、懲役5年になります。そこで、警察はAとBを別々に呼び出して、次のような取引を持ちかけます。
「相棒が泥棒をしたと証言すれば、お前の懲役を2年から1年にしてやる」と
この際、AとBはどういった行動をとるでしょうか?場合分けして考えてみましょう。4つのパターンに分けられます。
- AもBも証言しない→AもBも懲役2年になる。
- Aは証言し、Bは証言しない→Aは懲役1年、Bは懲役5年になる。
- Aは証言せず、Bは証言する。→Aは懲役5年、Bは懲役1年になる。
- AもBも証言する。→AもBも懲役5年になる。
AもBも相棒のことを考えず、自分の都合だけを考えれば、「相棒が泥棒した」と証言すると自分の懲役は1年になるので証言します…が、そうなると二人とも証言してしまい罪の証明ができてしまい二人とも懲役5年になってしまいます。得しようと考えて行動した結果、損をする。そういうジレンマです。
ゲーム理論では、AもBも証言してしまうこの構造に着目します。構造を理解して利用しよう、もしくはゲームの構造を変えるルールを作ってしまおうと。仮にAもBもゲームの構造に着目すれば、証言しないという選択を取りうると考えられます。
自分本位の視点だけでなく、相手や他の関係者の視点も考えるように少し高い視座で考える。言われてみれば当たり前ではあるんですが、今自分の取り組んでいる問題(ゲーム)の構造はどうなっているか、その考え方の有効性を明文化したのがゲーム理論だと思います。
時間がなかったり、気分が落ち着いていないとゲームの構造を見落として不利な選択をしてしまいがちですが、そういうときにこのゲーム理論の考えを思い出せたらと思いました。
おすすめな人
ぜひ、4月から進学、進級、就職などなど、色々と環境が変わる人が多いと思いますが、割と短時間で読めて(私は3時間くらいで読んだ)高い汎用性を持つゲーム理論について知っていただけたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


